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[SIMPLY IRRESISTIBLE]
EISUKE KATO TRIO
SUPER FREAKS

Eisuke Kato(pf)
Masao Hayashi(b)
Nobuyuki Komatsu(ds)

01.SIMPLY IRRESISTIBLE [Eisuke Kato]
02.KATHMANDU [Eisuke Kato]
03.SAGRADA FAMILIA [Eisuke Kato]
04.INNERMOST LONGING [Eisuke Kato]
05.SWEET RAIN [Eisuke Kato]
06.NAKED HEART [Eisuke Kato]
07.GROOVE ON [Eisuke Kato]
08.WOMAN [Eisuke Kato]
09.STAR EYES
10.民衆ロック [Eisuke Kato]
【寺島靖国 日常生活する その51】
10月5日[面白いけど面白くない]ライナーノートを読んで

怒り心頭に発している。
それというのが本誌レビューアー、藤本史昭さんが 『シンプリー・イレジスティブル/加藤英介トリオ』 のために書いた一文である。
「今、ピアノ・トリオ・ジャズが、長く引きのばされた袋小路に 陥りつつあるというのは、これはもう誰がどんな理由をつけて反論してみても、 否定しようがない事実であると思う。」
へえ、知らなかったなあ。  たしかにレコード店に行けばピアノ・ トリオ物ばかりでいずれあきるのではないかという懸念はあるものの私などはピアノ・ トリオが大好きで、 あれも聴きたいこれも聴きたいであせりはするが袋小路に入り込んでいるなど、考えたこともなかった。
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ところで『加藤英介トリオ』、藤本さんの大層なライナーにもかかわらず、 まっすぐに現代センスを味付けした実に私好みのトリオではあった。 しきりに聴いている。
*CDの紹介記事*(H15.10.22)
【SwingJOURNAL】2003.11号

『シンプリー・イレジスティブル/加藤英介』
 What's New Records は、吉田桂一、斉藤真理子など 優れたピアノ・トリオ作品を送り出して来たが、 また一枚、いいピアノ・アルバムを作った。  加藤英介の初リーダー作で、 注目に値する新人の登場である。  明らかにハービー・ハンコックやケニー・カークランドの 影響下にあるが、低音を活かした骨太のサウンドは個性的だ。  加藤、林、小松のトリオは、真摯な音の探求を試み、 破綻も恐れず、突き進む。
@ACFIの疾走感は、気持ちがいい!   Hは唯一のスタンダード・ナンバーだが、ダイナミックなトリオのインタープレイが楽しめる。
(高木信哉)
*CDの紹介記事*(H15.10.22)
【Jazz Life】2003.10.22

『シンプリー・イレジスティブル』
加藤英介トリオ“スーパー・フリーク” ジャズ新撰組などで活躍した期待の加藤が、 ついに初の自己名義作に取り組んだ。  もともとジャズ維新派のソリッドさが持ち味だった彼が、 そのテクニカルな個性を保ったまま、よりスポンティアスな情緒表現に重心を移しつつある。  ベースとドラムの重いタイム感に支えられ、抒情性に富んだポップ感と 骨肉を引き裂く危険臭をじつにバランスよく定着させた。  もはや4ビートへのこだわりも失せ、ともすれば混迷を招く 頻繁なカウンター・コードもない。  シンプルでスピーディ、メロディックで変則的“イレジスティブル”世界を 突っ走っているのだ。
(長門竜也)

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